今日もランクル日和

40代からはじめる素敵なランクル生活

天井収納をつくる(前編)

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定番のイレクターパイプ


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以前にも書いたが、前前車は2代目パジェロのバンに乗っていた。その時に装着していた天井収納の部品を実家に保管していたのだ。今回ランクルに流用するために引き取ってきた。

定番のイレクターパイプ(矢崎化工)である。

www.diy-life.net

なんと1966年発売で50年以上のロングセラー製品なのだ。昔からホームセンターに売っているのは知っていたけど、50年は凄いなあ。

丸パイプと多彩なジョイントの組み合わせなので、少々野暮ったい見た目が欠点だけど、レゴブロックのように組合わせを考えて、色々なモノをつくることが可能。基本パイプの切断くらいの加工なので、誰でも気軽にモノづくりできるシステム。

クルマのカスタムにもよく使われる。天井収納や荷台収納・ベッドは定番であり、多くの人がネット上にアップしている。

イレクターパイプでの設計

注意しなくてはならないのは、モノや人を載せた力が、どの方向に作用するかということ。力が掛かる方向に抜けてしまうジョイントを使わない。また重量物を載せる場合は、ジョイントの耐荷重を考慮しないと危ない。

クルマの天井収納なら、取り付けボルトを4本以上確保できれば、特に問題ないだろう。

モノを設計するときは、なるべく部品点数を減らすことが大事。増えれば増えるほどコストもかかるし、見た目も悪くなる。まずは目的を考えて、支える部材をどこに持ってくるか決める。部材の位置はできるだけ揃えて固定する。

クルマの天井収納は、アシストグリップのネジ穴を使うのが常套である。もちろんブラインドナット入れてネジ穴をつくることもできるけど、天井も張っているからできるだけ新規の穴は開けたくないだろう。

パジェロとランクル70は、アシストグリップの位置も、荷室の大きさも同じくらいなので、同じ収まりでイレクターを再使用することにした。

 

イレクターパイプ天井収納の加工

部品の製作

イレクターの良いところは、50年以上も作り続けられているので、いまでも同じ部品が手に入ることだ。今回も丸パイプとジョイントを追加購入したが、10数年前に買ったモノと寸分変わらない。

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リアシート横上にあるアシストグリップ ネジ穴と、荷室にあるアシストグリップ ネジ穴を利用する。赤線はメインパイプ想定位置。

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アシストグリップの取り付けねじを外す。隙間の汚れがあるので、キレイに拭き取っておく。

 

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メインパイプの設置には、品番 J-113A 板受けを使用する。

https://www.diy-life.net/parts/plastic_joint_28_support_plate/

これは本来の用途ではない。本来なら、品番 J-102B を使うべきだろうけど、クルマへ取り付けがスマートにいかないのだ。

品番 J-113A はパイプ取り付け部が半開きなので、少々頼りないけどサイドバーが入るとつっかえ棒となり十分使えるのである。

取り付け穴がφ4.4mmと小さいので、6mm以上の穴に拡大しておく。

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18mmの木材を加工してスペーサーをつくる(これはパジェロのときに製作)天井と接する部分にはフェルトを貼る。

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ボルトは、M6×40mm ジョイントボルト を使用。パジェロは、M5ボルトなので全て買い直した。

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メインパイプ吊りを2箇所追加した。J-113A を2個追加購入。
スペーサーを2個製作。面倒くさくて黒色には塗ってない。杉の香り重視ということで(笑)


メインパイプ・部品の取り付け

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リアシート横上にあるアシストグリップ ネジ穴に、メインパイプ吊りを
ジョイントボルトで固定する。

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荷室 横上にもアシストグリップ ネジ穴があるのだが、ランクル70はバンで5人乗りなので、グリップは付けられていない。

2箇所ネジ穴があるが、今回は後ろのネジ穴のみ使用する。

 

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指で天井を押さえると、ネジ穴の位置が分かる。その穴にドライバーなどを差し込むと簡単に穴が開く。

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荷室のネジ穴に、メインパイプ吊りをジョイントボルトで固定する。

ジョイントボルトは完全に締めずに、メインパイプを取り付けて角度を
固定してから、ジョイントボルトを締め込む。

白い輪っかは 品番 J-131 である。サイドバーの位置決めに使用する。

https://www.diy-life.net/parts/plastic_joint_28_etc/page/3/


ウチの近所のホームセンターでは黒色の取り扱いがないので仕方なくアイボリーを使用。ネットで買うと送料がもったいないから、そのうちにホームセンターで注文しようと思っている。

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メインパイプは、φ28mm×1200mm 

https://www.diy-life.net/parts/erector_pipe/

先端には φ28mmゴムインナー をはめ込む。

https://www.diy-life.net/parts/genuine_parts_28_cap/

パイプの端部は鋭く危ないので、何種類かあるキャップを選んではめておいたほうが良い。

 

サブパイプの加工取り付け

メインパイプに横渡しするサブパイプは、短くてランクルにそのまま使えなかった。実際に現物合わせして計測した結果、1172mmでちょうど良い長さとなった。この数値は個体あるので鵜呑みにせずに、現物合わせで計測して欲しい。

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金鋸で切断する。専用のカッターや市販しているパイプカッターのほうがキレイに早く切断できるけど、持ってないのでいつもの金鋸。鉄パイプなのでさほど苦労することはない。

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少し長めに切断したあとに、金ヤスリで仕上げる。ジョイントで見えなくなるけど、一応バリ取りなど最低限の仕上げをする。

写真を取り忘れたが、サブパイプの両端に 品番 J-59C をつける。

https://www.diy-life.net/parts/plastic_joint_28_frame_connector/page/2/

本当は接着剤で固定したほうが良いけど、今回の天井収納の構造だとサブパイプはメインパイプで挟まれ、絶対に抜けることはないので、接着剤を塗らなくても問題ない。

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サブパイプを2本、メインパイプ間に取り付ける。ジョイントは半開きなので、バチンと押し込むだけである。前サブパイプは、リアシートに座って邪魔にならない位置に。後サブパイプは、モノが入れられるくらいの位置にした。

サブパイプジョイント内側に、内側に 品番 J-131 を取り付けて、サブパイプが動かないようにする。後から掛けるネットでサブパイプは内側に引っ張られるので、品番 J-131 は内側だけで良い。

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アシストグリップの穴を利用して取り付けるので、メインパイプは外側に動くことはない。さらにサブパイプが2本内側に入るので、メインパイプは内側にも動くことはなくなるのだ。

ただしメインパイプに体重を掛けて、下側に強く引っ張るとジョイント(品番 J-113A)が開いてしまう。私は天井に収納するモノが軽いから問題ないけど、重量物を載せる場合は、下記のような頑強な金物を使用したほうが良い。

品番 EF-4018

https://www.diy-life.net/parts/genuine_parts_28_metal_fittings/page/2/

 

以下は、イレクターの後追い商品であるスペーシアの部品。

https://www.spacioshop.com/SHOP/JB-701.html

https://www.spacioshop.com/SHOP/JB-311.html

www.spacioshop.com

似ているので裁判沙汰になったけど、イレクター側が敗訴している。どちらの商品もパイプ径が28mmなので、ほとんどの部品は互換性があるのだ。


長くなってきたので今日はここまで。
次回完結。ネットの製作・取り付け、レビューなど。
乞うご期待。