今日もランクル日和

40代からはじめる素敵なランクル生活

ブロアモーターの給油

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見て見ぬふりはできない


先日、ブロアファン清掃の記事を書いた。

www.landcruiser76.com

大きなモーターをバラした経験がほとんどなく、軸受はベアリングだと思いこんでいた。しかしそれは間違いで、実際にはメタル軸受け(含油軸受)だった。

含油軸受 - Wikipedia

全く事前調査も準備もしてなかったので、給油することができない。表面についた汚れだけ取って、できるだけ触らないようにして元に戻した。通電して一応問題なくファンは回ってるようだけど、なんとなく気持ち悪いのでエアコンを使わないようにした。


もう一度分解する。

バラしたら、軸受部分を観察。ネットでも調べてみる。

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真ん中に含油軸受があり、その周囲に油を保持するフェルトを敷き詰めている。含油軸受とフェルトは鋼製のプレートで固定される。

この鋼製プレートを外せば全て分解できるのだが、4ヶ所でカシメられている。削り落とせば外せるけど、再度カシメることができないので元に戻せなくなるのだ。
全部バラすことは諦めて、この状態で給油することにした。

 

軸受の洗浄

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フェルトが汚れているので、パーツクリーナーで洗浄する。
どっぷりと漬け込んで、しばらく待ち、ウエスで拭き取ることを数回繰り返した。最初はブラシかすなどが出てきて、古い油の色に染まった。繰り返すうちにウエスは汚れなくなってくるが、いつまでもキリがないので、適当なところでやめる。

パーツクリーナーが蒸発乾燥するのを待つ。

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ファン側は穴が開いてるので、テープで塞いで同じようにパーツクリーナー洗浄をする。

 

軸受の給油

今回使ったオイルはコレ。

【参考】

https://www.proflex.co.jp/ec/technical/pdf/to.pdf

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タービンオイルを軸受が浸かるくらい満たして、数時間置いてオイルが浸透するのを待つ。

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余分なオイルを拭き取る。フェルトはオイルでヒタヒタに湿っているくらい。軸受と鋼製プレートは表面に薄く油が付いている程度にした。

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アーマチュアのスラスト方向の力を受けるプラワッシャーとゴムリングも洗浄しておく。
 

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プラワッシャーとゴムリングを組み付けるときには、タービンオイルを塗る。アーマチュアの軸にもオイルを塗ると装着しやすい。

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カーボンブラシはこんな感じ。ブロアモーターはアッセンブリーでしか注文できないので、純正カーボンブラシ新品の入手は不可能である。

残りは約5mmほどだが、あと何年持つかは不明。エアコンの使用率にも左右されるのだけど、コミュテーターの状態も悪くないので、あと5~6年は持つと思う。一度分解しておけば、ブロアモーターが故障したとしても速やかに対応できるのだ。

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後は、元通り組み立ててオシマイ。
特に異音もなくスムーズに回っているので大丈夫だろう。満足満足。

最近のブロアモーターは10万kmくらいは全く問題なく使える耐久力があるから、普通のクルマは廃車にするまで、交換することもない部品である。何十万kmも使い込むランクルだからこそ必要なメンテナンス(部品交換)なのだ。


地味な作業の繰り返し

地味でつまならないネタで恐縮してしまう。
まあクルマいじりとは概ねこんな作業の繰り返しなのだ。本人はとても愉しいし、知識が増えていくことが嬉しい。

ああ、ガレージ欲しいなあ。アパートだとできる作業がかなり限定される。大きいものは入らないし、大きな音はたてられないし、臭いを出すわけにもいかない。ボロくてもランクルが入るだけの大きさの秘密基地があれば、たぶん人生の物欲は満たされると思うんだ。手に入ったらまた欲しいモノが湧いてくるのかもしれないけど・・・